医療用漢方薬 ツムラ 3製剤に同じ副作用の情報です。
腸間膜静脈硬化症
あまり聞いたことない病名ですね。
通常使用でおこることまれですので、服用中の方ご安心ください。
最近よくこの手の副作用情報がでますが、漢方ブームでの使われ方が心配です。
該当漢方製剤は 黄連解毒湯、加味逍遥散、辛夷清肺湯
それぞれ別の症例ですが、
黄連解毒湯 10年服用、
加味逍遥散 10年服用、
辛夷清肺湯 24年服用 で副作用発症
加味逍遥散は10年ぐらい服薬している方がいるかもしれませんが、
黄連解毒湯、辛夷清肺湯は かんがえられないほど長期での服用です。なんでこんなに長期で服用しないといけなかったのでしょうかね。
私が思うに、薬に対する基本的な考え方が違っているからでしょう。
この3種類の漢方薬は、体調を維持する薬ではなく、治す薬です。
よく、漢方は長期で飲まないと効かないのでしょう、といわれますが、急性病なら治す薬ですぐに効果が出ます。また、慢性病や虚弱体質の改善をするなら長期で服用することになります。
急性期の治療薬を服薬して治っていないなら(しかもかなりの長期服薬)、薬が合っていないと考えるほうが自然ですよね。
合わない薬を10年以上服用していると副作用がでるのは簡単に考え付きます。
だって、薬は毒にもなりますから。
日本の病院での治療は信頼できますが、すべてのお医者さんが漢方専門家ではありません。漢方薬で疑問を感じたら、漢方専門家のお医者さんで相談するのが副作用がでない(治る)コツですよ。
日の丸薬局は、漢方専門薬局です。漢方のご相談はお気軽にどうぞ。