健康食品担当のYです。
さて、先日の「塩」の続きで、今回は「にがり」について少しお話を。
にがりとはなんぞや?といえば、皆さん「豆腐」を思い浮かべる方が多いと思います。
まさにその通り、豆腐の凝固剤として使用するのが一番有名です。
ちなみに、食品に使う添加物としてのにがりは、豆腐に使用するときのみ「にがり」と
表記でき、その他の食品に添加する場合は「粗製海水塩化マグネシウム」という
名称になります。
にがりの製法としては、
- 海水を天日や平釜で塩結晶化させ、それを寝かせることによって滴り落ちるもの
- 結晶化した塩を遠心分離器にかけてにがりを搾り取る
などの方法があります。
「洗浄」を用いた製法では、泥やミネラル、そしてにがりも洗い流します。
製法はメーカーによって異なり、場合によっては二つの製法を合わせたものも
存在するので、製品によって内容成分が異なる場合があります。
このにがり、一時「ダイエットに効果的」とブームになったことがあります。
しかしくれぐれもご注意いただきたいのは、過剰摂取は最悪の事態も招くことがある、
ということです。
飲みすぎると「高マグネシウム血症」やミネラル成分の吸収阻害、血液の凝固や下痢など
様々な症状を引き起こすことが考えられます。
摂取する場合は、紙パックのジュースが200gとして、その中に1、2滴で充分。
健康に気を使いすぎて逆に体を悪くしないようにご注意を・・・。