自然薬
風治散(ふうじさん)
第2類医薬品
効能効果
体力中等度以上のものの次の諸症;
感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み
用法・用量
1日3回、次の量を食前又は食後に、温湯又は水にて服用してください。
・15才以上 1回1包(2.5g)
・7才~14才 1回2/3量
・4才~6才 1回1/2量
・2~3才 1回1/3量
※2才未満:服用できません。
成分・分量
3包(成人1日服用量)中 下記の水製エキス2.8g
カッコン 4.0g
マオウ 3.0g
ショウキョウ 1.0g
タイソウ 3.0g
ケイヒ 2.0g
シャクヤク 2.0g
カンゾウ 2.0g
添加物としてデンプンを含有します。
包装規格
1箱 30包入、60包入
製造販売元
株式会社 和漢薬研究所
・特徴1
風治散は漢方治療の古典の一つである『傷寒論』に収載されている本来は煎じて服用する葛根湯の揮発性有効成分を損なうことなくエキス化して服みやすく、はやく吸収されて効果が出るように顆粒剤にしたものです。
・特徴2
風治散はかぜのひきはじめで「何となくさむけがする」「くしゃみがでる」「首筋や背中がこわばる」「熱があるのに汗がでない」などの症状や肩こりや筋肉痛などに服用してください。
・特徴3
添加物はデンプンのみ。溶けが良く効き目が良いです。
・特徴4
生薬の香り(揮発性成分)を閉じ込めた、葛根湯の効果を最大限に発揮する低温抽出製法で製剤化。
お湯に溶けやすく、香りも良いので服用しやすく効果も良いです。
・特徴5
エキスはすべて、日本国内にある和漢薬研究所の医薬品工場で作られています。
販売方法
この商品はインターネット販売は行っておりません。店頭またはWEB・メールで相談の上ご購入いただけます。
相談のご予約・メール相談はこちらからどうぞ。
おすすめな漢方の組み合わせ
・風治散+松寿仙
風邪の引き始めに。ぞくっと来たらなるべく早く温かい松寿仙に風治散を溶かして服用、その後はゆっくり寝てください。血流を良くするので頭痛や肩こりにもおすすめです。
・風治散+ササイサン
風邪の引き始めに。胃腸があまり丈夫でない方は胃薬のササイサンと一緒に服用しましょう。
・風治散+紫華栄
風邪を早く治したいときに。疲労回復の紫華栄と風邪薬の併用で自然治癒力を高めて風邪の治りを早めてくれます。
漢方豆知識
低温抽出のエキス顆粒!
多くの漢方薬は、生薬をお湯で煮出して服用するお茶みたいな飲み方をする(煎じ薬という)のですが、現在は手軽に服用できるエキス顆粒が主流になっています。
病院でもらうツムラやクラシエなどもほとんどがエキス顆粒(またはエキス錠)になっています。
エキス顆粒とは、お湯で抽出した液体を濃縮して乾燥した粉です。いわゆるフリーズドライみたいなもの(製法はちょっと違うけど・・・)。お湯に入れると元の液体のお薬に戻ります。
しかし、高温で分解されたり揮発してしまう成分が有効成分の場合、エキス顆粒にする過程でなくなったり減少してしまい、お薬本来の効果を発揮できないという欠点があります。
揮発油を効能とする漢方は香りも良く、ストレス発散や体の上部に効かせたいお薬に良く含まれています。たとえば、柑橘系の香りでストレスを取ったりリラックス効果のあるアロマオイルも抽出方法にこだわりますよね。(漢方生薬にも柑橘系のチンピがあり、ストレス発散で使われます。)
この風治散の良い点は、低温抽出しているところ。なるべく効果の良い薬を作りたいというメーカーのこだわりです。
現在の医薬品ルールでは、生薬の有効成分がどれだけ入っているかという基準ですが、この有効成分に含まれていないものも効果があるはず。揮発油は重量測定が難しいので有効成分として含まれていないのかもしれないですが、香りもちゃんと効果があるんです。もちろん、他のメーカーが悪いわけではないですが、服用するなら香りのよい真面目なメーカーのものをおすすめしたいですね。
しかも、添加物はデンプンだけというこだわり。(漢方に限らず一般的な粉薬では、乳糖や軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウムなどを加えて顆粒を作ります。)
葛根湯本来の香りで効き目を実感したい方、普段は煎じ薬を服用している、または煎じ薬を服用したいが持ち歩きができない、すぐに服用したい方、一度「風治散」を試してみてください。効き目が違います。
かぜのひきはじめに服用するお薬は服用するスピードが大事。悪寒や寒気を感じたら、すぐに飲みたいですね。
風治散のメーカーサイトはこちらからご覧いただけます。